mentalfitとは?

mentalfitとは

mentalfitは、復職・再就職をサポートするリワーク施設として、再休職の予防、症状の再発予防に力を入れています。
メンタルヘルス不調、障がいを抱える方の「働き方」と「活き方」をサポートしています。

理念・ビジョン~「人を活かしまちを活かす」~

「自分に合った働き方、活き方の再発見」をビジョンに支える側の人が、「支える人を支える」社会環境のロードモデルを地域に根付かせます。
社会を支える様々な世代の心と体の健康を願い、気分障害圏の病などで離職、休職される労働者の回復プログラムを提供し、労働者・企業が共に望む「健康」をプロデュース致します。

リワークとは

return to workの略語で、気分障害(うつ病を含む)で会社を休職した人に向けて職場に復帰するために必要なリハビリテーションを行うことです。
リワークで示されている効果は、再発率、離職率を予防し、健康状態を維持できる点にあります。
休職から職場に復帰しようと思うと、主治医の許可と会社の許可が必要になってきます。
最近では、リワークの効果に関するデータが出てきていますので、リワークを受けて復職に至るケースが増えています。
リワークを受けて復職すると、復職後に継続していた人は7割、何もせずに復職した人で継続していた人は3割程度という結果(産業精神保健)やリワークを受けずに復職した人の再休職リスクは、6倍ほどになり(日本うつ病リワーク協会)、リワークの効果が認められています。

mentalfitの特徴

特徴.1

復職~再発予防までのトータル支援

心理・福祉・キャリアの専門職が監修した「復職」までの支援内容と再休職の予防、再発予防プログラムに参加することにより、目指している復職・就職の実現につなげていきます。

特徴.2

再発予防を高めるサポート

リワークを受けるだけでは、分かりにくい自分自身の状態をご確認いただけます。あなたの気分や取り組み状況など客観的に把握できるようにしています。メンタルヘルス不調は、分かりにくいので、頑張って取り組んでいる結果が残ります。

特徴.3

復職・就職後も活用できるワークブック

mentalfitでは、ご利用されている方にワークブックをお渡ししています。リワーク期間中にプログラムを受ける、予防対策を作成する等に使用していきます。もちろん、復職後や就職後にも活用できますので、安心して復職、就職していただくことが可能です。

特徴.4

あなたにあった支援

医療、福祉、企業での多彩な経験、臨床心理士、精神保健福祉士、キャリアコンサルタント等の資格をもつスタッフが面談から計画の作成、相談等をご支援いたします。あなたに合わせてサポートさせていただきます。

代表メッセージ~ 働く世代を支え、寛容な社会作りにチャレンジ ~

現在の医療技術は、進歩しており医療サービスも充実しています。
一方で、うつ病の発症率は下がることがなく、医療的な支えのみで長い人生を乗りきるには厳しい世の中になっているように感じています。 特に、自身の仕事に使命感や責任感を抱いている方のストレスは過大になってきています。 人生においては、趣味や余暇を楽しむために「仕事」が良い刺激となり、「遊び」が仕事の良いアイデアに結びつくといった相互作用を通して、メンタルヘルスが保たれていると私は考えます。

WHOは、健康とは「病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と定義しています。 健康とは、これらすべてにおいて、自身が「満たされているという感覚」を持てることが重要ではないでしょうか。

2000年頃から、メンタルヘルスに関する課題と対策が盛んになりはじめ、今では働く労働者側がセルフケアを行えば良いだけではなく、会社側にも職場環境の改善やメンタルヘルス不調者の対策が必要とされています。これは、所属する社会や会社側の受け入れる体制や対応、そして捉え方の変化が強く求められていることを意味します。

ただ、一方で、サポートできる専門職や機関、情報は限られており選択肢は多くありません。 働く世代が多くの時間を費やしているのは所属している会社または働いている時間です。 働く世代が抱える課題は、メンタルヘルスにも関係しています。心の不調は目に見えにくいため、家族や親しい人でも気づきにくいことがほとんどで本人の状態も図り得ません。 そのため、治療だけに留めるのではなく、能力を発揮するためには「こころのリハビリテーション」が必要と考えております。 この先、社会・企業・地域・家族の支えになってくれる人が一人でも安心して仕事、人生を楽しんでもらえることに繋がる未来を目指し、mentalfitは働く世代のメンタルヘルスサポートを担っていきます。社会を支えている労働者を支える身近なサポーターとしてあり続けていきます。

開設に至るまでの経緯

代表自身が看護師であり、医療・介護現場等において一緒に働いている同僚や職員がメンタルヘルス不調になっていく状況に疑問を抱いていたころ、自身もパニック発作や抑うつ症状に悩まされることに。
服薬治療とストレスの少ない環境での療養という生活で症状は寛解したが、働くことや生活、将来に対する不安等を抱えたままの生活は変わらず、理解してもらえる環境を探す日々を過ごす。様々な機関の説明や体験を経たが「自分に合う」と思う場所はなく、「治療だけでなく、働くことや病気、症状の不安を軽減できる」支えになる環境の少なさを感じ、「働く世代」のメンタルヘルスをサポートできる社会を目指そうと動き出しました。

これまでの歩み

2015年
臨床心理士、看護師、介護福祉士等の専門職で結成されたMS(Mentalhealth Support)事業部を発足。
リワーク施設の開設計画、従業員のメンタルヘルス研修や啓発活動を実施。
2016年
NPO法人「こころの健康研究所」を設立。
制度化されたストレスチェックを始めとした従業員のメンタルヘルスを支援するEAPサービスにて、提携企業の従業員様の相談対応を開始。
2019年5月
長年計画していたmentalfitの前身である復職支援施設cocofitをオープン。
うつや適応障がいなどで休職された方の復職(リワーク)支援を開始。
2021年6月
兵庫県尼崎市にcocofitあまがさきをオープン。
2022年2月
イメージと事業内容をより明確にするため、cocofitから「mentafit」に名称変更。
2022年3月
大阪市平野区にmentalfit平野をオープン。
2023年1月
mentalfit平野を閉所。
2023年5月
大阪市淀川区にmentalfit新大阪をオープン。